ドミノ骨折とは?原因や兆候・予防のポイントと骨粗鬆症との関わりについて

ドミノ骨折とは?原因や兆候・予防のポイントと骨粗鬆症との関わりについて

ドミノ骨折とは、骨がもろくなる病気などが背景にあり、一度骨折すると、その影響で他の骨も次々と折れやすくなる状態を指します。骨折が連鎖して起こる様子が、ドミノ倒しに例えられ、この名前で呼ばれています。

特に背骨(脊椎)や大腿骨(太ももの骨)を骨折すると、日常生活に深刻な支障をきたし、寝たきりにつながるリスクが高まります。そのため、早めの対策が欠かせません。

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ドミノ骨折の特徴と背景

1. 骨粗鬆症との深い関わり

骨粗鬆症は、骨の密度が低下して折れやすくなる病気です。高齢者に多く見られ、ドミノ骨折の最大の原因のひとつです。

2. 骨折の連鎖的な発生

ひとつ骨折すると、体のバランスが崩れたり動きが制限されたりして、他の部位にも負担がかかります。その結果、短期間で新たな骨折を引き起こすことがあります。

3. 高齢者に多い傾向

年齢を重ねると骨密度が低下するため、ドミノ骨折は特に高齢の方に多く発生します。

ドミノ骨折を疑うサイン

  • 背中や腰が丸くなる
  • 身長が急に縮む
  • 歩行が不安定になる
  • 以前より転びやすい

よく起こる部位とその影響

脊椎の骨折

背骨が潰れるように折れる場合、痛みをあまり感じないこともあり、気づかないうちに背中が曲がったり、身長が低くなったりします。

大腿骨の骨折

脚の付け根(大腿骨近位部)の骨折は、歩行が困難になり、長期の寝たきりや介護が必要になることがあります。

ドミノ骨折の予防方法

ドミノ骨折を防ぐためには、骨を丈夫に保つだけでなく、転倒しにくい生活環境を整えることが重要です。

骨粗鬆症の治療・管理

骨粗鬆症と診断された場合、薬による治療やカルシウム・ビタミンDの補充を続けることが必要です。

栄養バランスの良い食事

骨の健康を支える栄養素を十分に摂取することを心がけましょう。カルシウム、ビタミンD、たんぱく質は特に重要です。

適度な運動

ウォーキングや軽い筋力トレーニングは、骨の強度維持に効果的です。

転倒を防ぐ工夫

室内の段差をなくす、滑りにくい靴を履く、照明を明るくするなど、転倒しにくい環境を整えましょう。

定期的な検査

骨密度検査を定期的に受けて、自分の骨の状態を確認することも大切です。

これらの兆候に気づいた場合は、早めに整形外科を受診し、骨の状態を調べましょう。

最後に

一度骨折を経験すると、その後1年以内に再び骨折を起こす方は少なくありません。特に背骨や大腿骨を折った高齢者では、約3人に1人が再度骨折するともいわれています。ドミノ骨折を防ぐためには、早期の骨粗鬆症対策と骨折後の適切なリハビリ、生活支援がとても重要です。

当院では、骨密度検査や骨粗鬆症治療、骨折後のサポート体制を整えています。気になる症状や不安があれば、お気軽にご相談ください。

当院では、郡山市にお住まいで40・45・50・55・60・65・70歳になる女性を対象に、骨粗鬆症検診を受診することができます。

骨粗鬆症とは?特に女性に多いと言われています。

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、骨の量が減ったり質が低下したりして、骨がもろくなる病気です。そのため、つまずいたり、ちょっと手をついたりしただけでも骨折につながることがあります。

特に女性は、閉経を迎える頃から骨量が急激に減少します。自覚症状がないまま進行することが多いため、検診での早期発見が大切です。

骨粗鬆症検診ではどんなことをするの?

X線や超音波による骨密度の測定を行います。手や腕、足などの骨を対象に測定し、現在の骨の強さ(骨密度)を確認します。

また、当院の骨密度検査は信頼性の高い腰椎大腿骨のDEXA(デキサ)法を実施するため、X線骨密度測定装置「ダイクロマンスキャンDCS-900FX」を導入しております。

DEXA法とは

DEXA法とは、微量なX線をあてて正確な骨密度を測定する、日本骨粗鬆学会のガイドラインにおいても推奨される優れた検査方法です。この方法は従来の様に手の骨で測定するのではなく、骨折しやすい腰椎(腰の骨)と大腿骨頚部(股関節の骨)を直接測定し、より重要で正確な診断をすることができます。

骨密度測定で重要視される腰椎(腰の骨)・大腿骨(股関節の骨)・前腕を測定いたします。
腰椎測定約40秒、大腿骨測定約20秒と短い時間で測定でき、患者様の負担も軽減することができます。

X線骨密度測定装置『ダイクロマンスキャンDCS-900FX』

骨粗鬆症検診の対象となる方

以下のすべてに当てはまる方が対象です。

  • 郡山市に住民票がある
  • 40・45・50・55・60・65・70歳になる女性
  • 事業所などで同様の検診を受ける機会がない方
  • 骨粗鬆症の診断を受け、すでに医療機関に通院していない方

※すでに治療中の方は対象外です。

骨粗鬆症検診を受けるには?

当院までお電話または窓口でご予約・ご相談ください。
受診日時の調整などを承ります。

お問い合わせ

浅木整形外科医院
024-923-6543

実施期間

令和7年5月20日(火)~ 令和8年1月31日(土)まで

持ち物

「保険証」「資格確認書」「マイナ保険証」のいずれか、現金(自己負担金)

骨粗鬆症検診の自己負担金

骨粗鬆症検診:400円

検診の料金が無料になる方

下記のいずれかに該当する方は、無料になりますので受付でお申し出ください。

  • 郡山市国民健康保険被保険者
  • 医療保険に加入している70歳から74歳までの方または後期高齢者医療被保険者証の交付を受けている方
  • 市民税非課税世帯の方
  • 生活保護世帯の方
  • 中国残留邦人等に対する支援給付受給の方

ご自身の骨の健康状態を知ることは、将来の骨折予防にもつながります。
対象の方は、この機会にぜひ検診を受けましょう。

ご不明な点はお気軽に当院までお問い合わせください。

「毎日デスクワークで肩がガチガチ…」「立ち上がると腰にズキッと痛みが走る…」「手や足のしびれが気になって、夜もぐっすり眠れない…」など、肩こり・腰痛・神経痛など、つらい痛みを我慢していませんか?
長時間のスマートフォンやパソコン作業・運動不足・ストレスが積み重なると、筋肉や神経が緊張し、肩こり・腰痛・神経痛といったつらい症状を引き起こします。放っておくと痛みが慢性化し、生活の質が低下してしまうことも…。

当院では、つらい痛みをやわらげる注射治療を行っています。つらい症状を少しでも楽にして、毎日の生活を快適に過ごしていただけるよう、丁寧な診察と治療を心がけています。

肩こり・腰痛・神経痛の注射治療について

当院では痛みの原因を丁寧に診察した上で、保険適用の『ノイロトロピン注射』による治療を行っています。

ノイロトロピンとは?

ノイロトロピンとは、少し聞き慣れない名前かもしれませんが、ウサギにワクシニアウイルスを投与し、皮膚にできた炎症部分から抽出した成分を活用したお薬です。この抽出液に含まれる成分が、私たちの体内で『下行性疼痛抑制系神経』という、痛みを和らげる働きを持つ神経の働きを高めることで、さまざまな痛みに対して効果を発揮します。

そのため、肩こりや腰痛、神経痛など、炎症や神経の緊張が原因で起こる幅広い痛みに対応できる治療法です。痛みを「和らげるだけでなく、痛みを感じにくい状態に整えていく」ことを目指しています。

こんな方におすすめです!

✅ 肩こりがつらい方(首や肩、腕が重だるい・痛い)
✅ 腰痛でお困りの方(ぎっくり腰、慢性的な腰の痛み)
✅ 神経痛のある方(手足のしびれ・ピリピリ感がある方)


適応疾患:首肩腕症候群*、症候性神経痛、腰痛症
*首肩腕症候群:首、肩、腕に痛みが現れる症状です。頭を支える首から肩にかけての筋肉が緊張をおこすことで痛みが生じます。 原因は同じ姿勢で作業を続けること(スマートフォンやPCの長時間操作など) や、眼精疲労、運動不足、ストレスなどでおこることが多いとされています。

注射治療の流れについて


①医師による診察+レントゲン撮影
予約などは不要で、直接当院にて医師の診察を受けていただきます。

②施術
医師の診察を受けていただければ、当日からの注射が可能です。
2回目以降も予約などは必要なく、直接来院していただければ注射が可能です。

治療を受けることが難しい方

当該注射剤に対し過敏症の既往歴のある方

よくあるご質問

Q.どのような症状に効果がありますか?
A.肩こり、腰痛、神経痛、関節痛の改善にも効果が期待できます。

Q.注射はどのくらいのペースで受ければよいですか?
A.平均的には1~2週間に1回が目安です。ただし、痛みが強い方は週2回程度受けることもありますので、診察時にご相談ください。

Q.副作用はありますでしょうか?
A.副作用はほとんど報告されていませんが、まれにアレルギー症状が出る場合があります。

Q.保険は適用されますか?
A.はい、保険診療での対応が可能です。

つらい痛みは我慢せずに、ぜひ一度ご相談ください

「この痛み、どうにかしたい…」と思ったときが、治療を始めるタイミングです。当院では、患者様お一人おひとりの症状合わせた治療を行います。肩こり・腰痛・神経痛でお悩みの方は、どうぞお気軽にお越しください。毎日を少しでも楽に、笑顔で過ごせるお手伝いができれば幸いです。

ホームページをリニューアルしました。皆様にご活用いただけましたら幸いです。

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